千葉高大(Takahiro Chiba)

💰2024年までに年収10億円(月収8334万円)に到達し、教育財団の創設を本気で目指してます🤠 窓際課長/火水FXレバ500倍億トレーダー/Voicyパーソナリティ/完全独学不動産鑑定士受験生/オートキャンパー/経歴 ガラケー開発→リクルートHR→外資IT→B2Cリテール

睡魔。 #002

 

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朝4時起きで不動産鑑定士の写経勉強を続けているばーちーです。
 
人間良くできたものですぐに慣れるし、慣れてきたとブログには書いていたけど、
 
全然眠いから。
 
まじで。
 
また、火曜水曜の早朝は億トレーダーとしての仕事もあり、
思考力が落ちているからなのか昨日は109万円マイナスという結果に。
 

 
本日もエントリー中。あとはほったらかしでどうなるか。

 
そう。もちろん日中の窓際課長としての能力にも著しい低下が。
中年を迎えての体力の衰えに、もはや人類は逆らえないのか。。
屈するのか?
 

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否。
 
 
おれの中のもうひとりのおれがこう叫びかける。
 

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わかってる。すまぬ。
全部おまえに投資する。
 
睡魔よ、貴様を駆逐してやる。
 
 
進撃は続く。 
 

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進撃は続く#001

 

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先週より夜だけでなく、毎朝4時に起きて不動産鑑定士の受験勉強をスタート。。

 

現役で億プレイヤーの不動産鑑定士に会ってきたけど、この資格にコツも王道もなく、鑑定理論を頭ではなく身体が覚えるまで叩き込むしかないということだった。

 

具体的な叩き込み手法は、

 

「写経」

 

そう。こういうやつです。 

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平日2時間、週末土日で16時間をしばらく鑑定基準の写経に費やすことにした。

中年おやじで頭が溶けか、、いや柔らかくなってる分、圧倒的努力をするしかなく、朝4時起きという苦渋的決断。

 

当面のスケジュールイメージはこんな感じ、

 

●平日

AM4:00-5:00 写経

5:00-6:00 グルーミング

6:00-6:55 通勤(鑑定理論の自分で録音した声を流し聞き)

7:00- 窓際課長としての通常業務

昼休みにブログ書いて予約投稿(これ毎日更新したいけど出来るかな?うーむ。)

-19時から21:00ぐらい家に帰宅して、家に帰ってからはとにかく1時間写経して寝る。

 

●土日ともに

AM4:00-12:00 写経

*キャンプに行くときにはキャンプ場でも写経、これは意地でやるのである。

いまはランタンも進化していて十分光量はある。

そもそも昔の科挙はロウソクの灯火でやっていた。なんの問題もない。

 

みなさんもお気づきのとおり、完全独学なので勉強のスケジュールもペースも自分で決めれる。

これは独学ならではのメリット。しかも金も減らない。

 

日中勤め人のぼくは少々寝不足を感じはじめてはいるが、

人間はよく出来ていて、はやくも慣れてきてる。

 

鑑定理論を丸暗記してはじめて戦場に立てるレベルになる。

要は丸暗記だけではとてもじゃないが合格まではいかない。

 

ここの勉強法はすでに構築。おいおい語りたい。

 

進撃は続く。

 

amazonエコーの「集中タイムをスタート」が結構使える

 
 
 

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完全独学による不動産鑑定士受験ブログがスタートです!!

 

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不動産鑑定士の勉強を昨日、2018年4月8日よりスタートしました。

 

来年5月に担当式試験、それに合格したら8月の論文式試験

そこも合格すれば1年の実務修習を経て、修了考査に合格すれば不動産鑑定士です。

 

昼間はうだつのあがらない中年サラリーマンの窓際課長が、夜と週末に完全独学で日本三大資格に受かることは可能なんだということを証明するべく最短2年にわたる道中をすべて公開していきます。

 

はい、ひょっとしたら3年かもしれません、いや5年かもしれません、まさかの10年かもしれません。

わたくし、ぜっっっっっったいに合格するまでは諦めませんが、果たしてどれだけの道のりになるかはほんまにわかりましぇん!!

 

そんな弱い自分を戒めるべく、このブログ上に日々の学習の足跡を残していこうと思います。

 

不動産鑑定士を目指しているあなたはもちろんのこと、ぼくのように中年サラリーマンで何か新しいことにチャレンジされようとしているあなたも、冷やかし半分ながら最後まで見届けてやろうじゃないかというあなたも、どうか最後までこのバカで無謀な挑戦を応援いただけると嬉しい次第です、はい。

 

なお、当初はTACに通おうとしたんですが費用が60万円以上と知り、それならテントを買うわと30万ほど散財。

というわけで、週末はテントで勉強するワイルドな様子もこのブログでお届けしていこうと思います。

 

※ブログの本格更新は来週からスタートですのでお楽しみに!!

 

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今だからこそドラッカー&『もしドラ』④

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なんと、このブログ記事のツイートをもしドラ著者の岩崎先生に、
先日リツイート頂きました。
w(゚o゚)w オオー!
岩崎先生、ありがとうございます!!!! 
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ドラッカーと「もしドラ」、企業も学生も目の前の難題を解決するために活用中です。
羅針盤のない今だからこそドラッカーが求められる。
 
少し前の事例にはなりますが、ヒントは満載かと思います。
おやじになった今だからこそわかる昔の自分はあーあかんかったなと思ったり、今も全然あかんと思ったり、この先も絶対あかんわと思ったり、人それぞれかと思いますが、しばしお付き合いいただけることを願っておきます。
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糖尿病治療にドラッカーを活用 葛藤の医療現場改善に威力
 糖尿病専門医の池田雅彦氏は毎朝聴くラジオで紹介された『もしドラ』を軽い気持ちで買って読み、通勤電車の車中でぼろ泣きした。感動冷めやらぬ頃、1型糖尿病患者や医療従事者が集う勉強会で何か講演をしないかと誘われ、思わず「“もし糖尿病勉強会(実際は固有名称)参加者がドラッカーの『マネジメント』を読んだら”のタイトルでやるよ」と口をついた。


 ドラッカー本読書歴は『もしドラ』と『マネジメント[エッセンシャル版]』だけだが、糖尿病治療に生かせると感じていた。患者は血糖管理のストレスなどを抱えがちで、ちょっと考え方を変えれば解消される不満や不安も多い。自分の夢を実現して輝いている患者もたくさんいる。若い患者が多いだけに、発展的な方向へ導く講演にしたかった。


 「糖尿病治療の目的は何ですか」。この問いに「血糖管理」と答える患者もいるが、それは違う。目的は人生の夢や目標の実現。血糖管理は目標達成における必要条件にすぎない。


 「夢なんか持てません」あるいは「目標は糖尿病の治療です」なんて答えもあるだろう。そこでマーケティングとして「顧客は誰ですか。家族、恋人などあなたが感謝できる相手は誰ですか。彼らはあなたにどうなってほしいと思いますか」と尋ね、夢や目標を引き出す。たとえばプロ野球選手を目指せば、野球の練習に加えて血糖管理することになる。大変なことではあるが、夢の実現に夢中になれば、血糖の値に一喜一憂していられないはずだ。


 もう一つ患者の悩みでよくあるのが「主治医との関係が悪い」というもの。ドラッカーに従えば、問題はコミュニケーションにある。患者に悪くなってほしい医者はいない。患者に通じる言葉で話せない医者に問題はあるが、患者から理解する努力をすれば関係は改善する。患者は1人で戦っているのではなく、医療従事者や家族などチームで治療に取り組んでいるのだと知ってほしかった。


 9月に開催した講演は好評で医者向けの再講演を頼まれた。看護師からも別に依頼があり、やはりドラッカーを活用するつもりだ。糖尿病治療の体制をもっと強化したいとスタッフが望んでも、保険点数次第で人員配置が決まるのが医療現場の現実だ。医療従事者たちに葛藤もある。そんななかでマネジメント理論は患者や医療従事者の“考え方”を変えるかたちで状況を改善する有効なアプローチであると池田氏は考える。

 

治療の不満や不安を解消 糖尿病治療におけるマネジメント理論の活用
患者「血糖値が安定せず、落ち込む毎日だ」
●糖尿病治療の目的は何か
人生の夢や目標(たとえばプロ野球選手、料理人)の実現。
血糖管理は目的ではなく手段であり、目標達成における必要条件
患者「血糖管理に必死で人生の目標は思いつかない」
●顧客は誰か
自分が感謝できる相手(たとえば家族、恋人、友人)
●顧客は何を求めているか
自分が感謝できる相手が自分にどうなってほしいかを考える
患者「主治医との関係が悪いので、病院を変えたい」
●問題はコミュニケーションにある
医者は専門家であり、患者自らがその言葉を“翻訳”して理解する姿勢も必要。治療したい思いは医者も同じ

 
 
 
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次回は事例⑤を紹介します。
ほんとにたくさんの事例がありどれを紹介するか毎回悩みます。
 

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今だからこそドラッカー&『もしドラ』③

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企業も学生も目の前の難題を解決するため活用中だ。
羅針盤のない今だからこそドラッカーが求められる。
 
少し前の事例にはなりますが、ヒントは満載かと思います。
おやじになった今だからこそわかる昔の自分はあーあかんかったなと思ったり、今も全然あかんと思ったり、この先も絶対あかんわと思ったり、人それぞれかと思いますが、しばしお付き合いいただけることを願っておきます。
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水戸一高硬式野球部
女子マネージャーが始めた“革命的”試み

 『もしドラ』のみなみを軸とするマネジメントチームを彷彿とさせるのが、茨城県立水戸第一高等学校硬式野球部の女子マネージャーたち。今年の甲子園への挑戦は県大会3回戦敗退で終わったが、8人の女子マネたちは、まさにみなみの取り組みを自らも実践し、野球部に新たな種を植えた。

 水戸一高の野球部は1891(明治24)年の創部で、来年には120周年を迎える日本の学生野球界の草分け的な存在。甲子園出場は3回だが、“学生野球の父”と呼ばれ、「一球入魂」という言葉を生み出した飛田穂洲の出身校でもある名門だ。

 3年生の女子マネ、鬼澤さんがテレビ番組を見て『もしドラ』を手にしたのは今春のこと。「ドラッカーの引用部分の内容は難しかったけれど、みなみの解釈をなぞりながら自分なりに考えてみました」。読破後には女子マネの統括である鈴木さん(3年生)らにも薦め、「もっと私たちにできることはないか、と話し合いました」(鈴木さん)。

 中山監督(体育教諭)が、「意識の高い子どもたちで、どんな課題にも機敏に対応してくれる」と評する女子マネたち。練習中の選手の動きを観察していて、どこにムダがあり、どうすればスムーズな展開になるかを監督に具申したりする。水の補給やスコアブックをつけるだけの存在ではない。

 その鈴木さんや鬼澤さんは、今夏の大会を前に“革命的な”試みを始めた。選手ミーティングに女子マネも参加し、自分たちの意見を述べたのだ。水戸一高野球部の歴史で初めてのことである。

 たとえば、出塁した走者がリードを取るときに全員で歩数を唱和してピッチャーに圧力をかける『もしドラ』中のアイディアをやってみようとも提言した。
 鬼澤さんが「ランナーの視点で声をかけてみたら皆の意識も変わるのではないか」と訴えたときには、選手一同が「おぉ?」と声を上げ、中山監督が思わず「プレーをする選手が、驚いてどうするんだ」と呆れたという。それからはミーティングで女子マネにも意見を求める慣行ができた。

 女子マネたちの挑戦はさらに続いた。各イニングの守備につくときに選手間で行われるキャッチボールの際に、応援団のリードで選手名を呼んでもらえるようにしたのだ。「選手たちが元気になれる方法は何だろうと考えて応援団に伝えたら、快く協力してくれました」(鬼澤さん)。
 夏の大会が終わり、3年生の女子マネは部活を引退。今は受験勉強に全力を注いでいる。

 鈴木さんも鬼澤さんも異口同音に、『もしドラ』で描かれていた選手一人ひとりとの個別面談をぜひやってみたかったという。統括の鈴木さんは、「チーム全体の状況を見る難しさを克服するには、個々の選手の状況を把握しておくことが不可欠だと思います。後輩たちには、新しいキャプテンと相談しながら個別面談の慣行を創ってほしい」と語る。
 
 
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次回は事例④を紹介します。ではでは。
 

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今だからこそドラッカー&『もしドラ』②

 

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企業も学生も目の前の難題を解決するため活用中だ。
羅針盤のない今だからこそドラッカーが求められる。
 
少し前の事例にはなりますが、ヒントは満載かと思います。
おやじになった今だからこそわかる昔の自分はあーあかんかったなと思ったり、今も全然あかんと思ったり、この先も絶対あかんわと思ったり、人それぞれかと思いますが、しばしお付き合いいただけることを願っておきます。
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北海道の中学生も活用し感動させる生徒会を実現
 旭川市立常盤中学校の体育館では9月、学校祭が最高潮を迎えていた。
赤い法被に鉢巻き姿の生徒は「よさこいよさこい」の掛け声とともに、鳴子を鳴らし、力強く舞う。会場からは手拍子が起きる。その中心には3年生の小杉明子さんがいた。

 小杉さんは、市内中心部の生徒数が100人に満たない、小さな中学校の生徒会長だ。母・美香さんの薦めで『もしドラ』を読み、生徒会活動につなげようとした。

 『もしドラ』でマネージャーのみなみが「野球部とは何か」と悩んだように、小杉さんも「生徒会とは何か」と考え、みなみと同じ「感動を与える組織」に行き着いた。
 
生徒会は学校祭を運営する。なかでも伝統のよさこい踊りは生徒会長が中心に立つ。よさこいで感動を与える」が目標になった。
 
 本番までの準備は、夏休み明けからの約1ヵ月間。よさこいの希望者を募ると36人が集まった。そこで、6チームに分け、それぞれにリーダーを置き、練習を重ねた。
 
 踊りの振り付けは、小杉さんと担当の先生で考えた。曲は昨年と同じものだったが、小杉さんは「まったく違うものがいい」と新しい振り付けを提案した。
 しかし、チームリーダーの男子生徒が「昨年と同じ振り付けがいい」と反発する。小杉さんが見本となる映像を見せれば「無理だ」と言う。踊りがいちばんうまく、声も大きい男子に周りもなびき、雰囲気は険悪になっていく。

 窮地に陥った小杉さんは、あらためて『もしドラ』をめくった。
 
 みなみがドラッカーの『マネジメント』を初めて読んだ場面。
マネジャーの役割には「何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない」とあった。

 そのとき思い出す。生徒会の顧客は、生徒や先生、親だけでなく、地域のお年寄りもいる。昨年と同じものは見せられない。野球部が常識を打ち破る「ノーバント・ノーボール作戦」でイノベーションを起こしたように、新しい取り組みが必要だった。
 
何が正しいのかはおのずと見えた。一歩上を目指し、感動する踊りを披露することだ。
 小杉さんは、チーム替えという人事を断行する。事前に理解者を集め、その人たちを新たなチームリーダーに据えた。対立した男子は自らの下につかせ説得した。チームは結束した。

 生徒会長の役目を終えた小杉さんは
「顧客である支えてくれる人全員のことを考えられたので、できました」と言う。
 
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次回は事例③を紹介します!ではでは。
 

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今だからこそドラッカー&『もしドラ』①

 

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企業も学生も目の前の難題を解決するため活用中だ。羅針盤のない今だからこそドラッカーが求められる。
 
少し前の事例です。ヒントは満載ですので何回かに分けてご紹介していきます!
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神奈川県川崎市のデパート「マルイファミリー溝口」の社員食堂には、閉店後にもかかわらず、店員ら約250人が詰めかけた。『もしドラ』の著者、岩崎夏海さんに現場の悩みを直接、質問するため。
 
時計売り場のある店員が尋ねます。
 「対象の客層を広げれば、お客様の欲求がとらえにくくなります。どうすればよいのでしょうか」
 岩崎さんは、逆説的に答える。
 「それよりも、なぜ、マルイで時計を買わない人がいるのか考えてみてください」
 新たな顧客を創造するというドラッカー流の考え方がにじむ瞬間。
 
他の店員も疑問をぶつけ、熱を帯びたやり取りが1時間続く。岩崎さんは最後に、販売店員の役割を説いた。
 「客は今、商品の選択肢が無数にあって困っています。『何が欲しいですか』よりも、『これが似合いますね』と責任を持って、商品を提案することが大事です」

 同店での講演会は2回目の開催だった。なぜなら、同店は今、『もしドラ』を活用し、現場の改革に取り組んでいるからだ。すでに成果は上がっている。業界全体が客数の減少に苦しむなか、実際に買い物をした客が前年に比べ1割増しで伸びている。

 同店は「ファミリー」と名に付くように、20代を中心としたファッション店ではなく、食料品も扱う、幅広い客層を対象にした地域密着店だ。
 しかし、年間1400万人の入店客数に対して、売り場に並ぶショップの利用客は1%に満たない。中高年層向けの服の品揃えは悪く、みすみす客を逃していた。
 
 そして、渡辺研二店長が赴任した。渡辺店長は、マーケティング関連の仕事を通しドラッカーに傾倒する。事あるごとに、店員にドラッカーの本を薦めた。ただ、難解だったのか、現場への浸透はいま一つ。その折『もしドラ』が出版された。ドラッカー流の考えを取り入れ、野球部を強化する青春小説は店員の心をつかみ、またたく間に広がった。
 
そして、店の課題を一緒に解決しようと、公募により17人の若手社員らを集め、
もしドラプロジェクト」を発足。
 木下靖子さんもそのメンバーの1人だ。木下さんは、ジーンズを中心にカジュアル衣料を扱う「アールユー・ジーンズ」の売り場を担当。だが、ジーンズの人気は下火で、売り場は不振にあえいでいた。

 木下さんは『もしドラ』を初めて読み終えたとき、ほほを濡らして震えていた。『もしドラ』では、主人公で野球部マネージャーの川島みなみがドラッカーの『マネジメント』を読み、「顧客とは何か」を考える。部員が顧客だと気づくと、部員の欲求を聞き出し、解決策を見つけ、チームをまとめていく。みなみの姿が木下さんの背中を押した。

 プロジェクト初会合で、渡辺店長は問いかけた。
「今後、若者は減る。そこで、溝口店の顧客は誰か、溝口店とは何か、皆で考えよう」。
 
期間は9月中旬の秋物商戦の開始まで。渡辺店長は以降、指示を出すことはなく、プロジェクトは売り場ごとに進んでいった。

 木下さんは「まずは意見を聞いてみよう」と手書きのアンケートを売り場で働く8人全員に配った。アンケートは問題点を浮き彫りにした。「顧客は誰だと思いますか」という問いには、「30~70代」「主婦」「40~50代の流行に敏感なミセス」などバラバラ。若者向けの商品を置いていたのに「20代」と書く人はいなかった。

 マルイゆえ、若い人向けの売り場で当然だと感じていた。目の前を通る客が「買うものがない」と言っても、「商品がないから仕方ない」と思っていた。だが、ようやく売り場が対象にすべき客層がズレていたことがわかった。

 そこで、顧客は「溝口店に入店したすべてのお客様。自ショップ前を通るすべてのお客様。ミセスを中心としたパンツ派のお客様」と決めた。

 女性の中高年層を取り込むには、パンツのサイズを拡大することが課題だった。ぴっちりとした体の線を見せる商品ではなく、ゆったりと着られるものが求められた。早速、大きめのパンツを探し出し、31~33インチの3サイズを増やす。新商品を本部のバイヤーとともに買い付け、上着の品揃えもよくした。

 店頭の見せ方も工夫した。陳列棚には大きめの商品を目立つところに並べ、「股上深め」という看板を立て、「ウエスト32インチまで対応」などとシールも張った。

 客はすぐに反応した。リピーターが増え、その友人も来る。
 
秋物商戦を待たずに売り切れてしまう商品も出た。川崎市の女性会社員(30歳)は「食品売り場にはよく行くが、ここに来たのは数える程度。今日はサイズの広さが目についた」と買い物をすませていった。
 こうして、上半期の客数は、前年同期に比べ1割増えた。なかでも35歳以上が2割伸ばしていた。

 この売り場だけではない。店ではすでに9割以上の店員が『もしドラ』を読んだ。プロジェクトの情報は、社内のネット掲示板を利用し、共有されている。資料を基に報告もされる。休憩室では店員同士が顧客について話し合う光景も見られ、マルイの他店舗にも広がりつつある。

 次は、春物商戦に向けたプロジェクトが始まった。木下さんは、本社のニーズマーケティング課に異動し、グループ全体の顧客の欲求を探っている。
 『もしドラ』を活用しているのは企業だけではない。組織運営の壁は学生にも立ちはだかる。試験のように正しい答えがないため、ドラッカーの哲学が響き、受け入れられ、広がっている。
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次回は事例②を紹介します。
 

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