今だからこそドラッカー&『もしドラ』③
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130万部を超えるベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
企業も学生も目の前の難題を解決するため活用中だ。
少し前の事例にはなりますが、ヒントは満載かと思います。
おやじになった今だからこそわかる昔の自分はあーあかんかったなと思ったり、今も全然あかんと思ったり、この先も絶対あかんわと思ったり、人それぞれかと思いますが、しばしお付き合いいただけることを願っておきます。
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『もしドラ』のみなみを軸とするマネジメントチームを彷彿とさせるのが、茨城県立水戸第一高等学校硬式野球部の女子マネージャーたち。今年の甲子園への挑戦は県大会3回戦敗退で終わったが、8人の女子マネたちは、まさにみなみの取り組みを自らも実践し、野球部に新たな種を植えた。
水戸一高の野球部は1891(明治24)年の創部で、来年には120周年を迎える日本の学生野球界の草分け的な存在。甲子園出場は3回だが、“学生野球の父”と呼ばれ、「一球入魂」という言葉を生み出した飛田穂洲の出身校でもある名門だ。
3年生の女子マネ、鬼澤さんがテレビ番組を見て『もしドラ』を手にしたのは今春のこと。「ドラッカーの引用部分の内容は難しかったけれど、みなみの解釈をなぞりながら自分なりに考えてみました」。読破後には女子マネの統括である鈴木さん(3年生)らにも薦め、「もっと私たちにできることはないか、と話し合いました」(鈴木さん)。
中山監督(体育教諭)が、「意識の高い子どもたちで、どんな課題にも機敏に対応してくれる」と評する女子マネたち。練習中の選手の動きを観察していて、どこにムダがあり、どうすればスムーズな展開になるかを監督に具申したりする。水の補給やスコアブックをつけるだけの存在ではない。
その鈴木さんや鬼澤さんは、今夏の大会を前に“革命的な”試みを始めた。選手ミーティングに女子マネも参加し、自分たちの意見を述べたのだ。水戸一高野球部の歴史で初めてのことである。
たとえば、出塁した走者がリードを取るときに全員で歩数を唱和してピッチャーに圧力をかける『もしドラ』中のアイディアをやってみようとも提言した。
鬼澤さんが「ランナーの視点で声をかけてみたら皆の意識も変わるのではないか」と訴えたときには、選手一同が「おぉ?」と声を上げ、中山監督が思わず「プレーをする選手が、驚いてどうするんだ」と呆れたという。それからはミーティングで女子マネにも意見を求める慣行ができた。
女子マネたちの挑戦はさらに続いた。各イニングの守備につくときに選手間で行われるキャッチボールの際に、応援団のリードで選手名を呼んでもらえるようにしたのだ。「選手たちが元気になれる方法は何だろうと考えて応援団に伝えたら、快く協力してくれました」(鬼澤さん)。
夏の大会が終わり、3年生の女子マネは部活を引退。今は受験勉強に全力を注いでいる。
鈴木さんも鬼澤さんも異口同音に、『もしドラ』で描かれていた選手一人ひとりとの個別面談をぜひやってみたかったという。統括の鈴木さんは、「チーム全体の状況を見る難しさを克服するには、個々の選手の状況を把握しておくことが不可欠だと思います。後輩たちには、新しいキャプテンと相談しながら個別面談の慣行を創ってほしい」と語る。
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次回は事例④を紹介します。ではでは。
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