千葉高大(Takahiro Chiba)

💰2024年までに年収10億円(月収8334万円)に到達し、教育財団の創設を本気で目指してます🤠 窓際課長/火水FXレバ500倍億トレーダー/Voicyパーソナリティ/完全独学不動産鑑定士受験生/オートキャンパー/経歴 ガラケー開発→リクルートHR→外資IT→B2Cリテール

ドラッカー最後の講義①

 

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05年3月21日、ドラッカーは最後の講義を行った。亡くなる8ヵ月前のことだった。95歳を迎えたドラッカーは前の年に腰を骨折するなどしたため、立ちながら話すのは無理だった。そのため、特別に用意された1人がけソファに着席して講義することになった。以下、1時間あまり続いた「ドラッカー最後の講義」の要旨を何回かに分けてご紹介します。
 
非営利であろうとなかろうと最初に問うべき「成果とは」
 今日お話しする講義のテーマは「NPOの経営」です。でも、この演題には問題があります。「利益の欠如」という側面が強調されているからです。
 歴史的には、組織に二つの潮流があります。政府が運営する行政機関と民間が運営する企業です。
 ところが、そのどちらにも属さない「コミュニティ組織」もあり、じつはあらゆる組織の7割か8割を占めるほど広範な存在です。便宜上「NPO」と呼ばれているだけで、その呼称に惑わされてはなりません。利益があるかないかは税制上重要ですが、経営面で区別する意味はないのです。
 米国では非営利の公営病院と営利の民間病院が軒を並べて競争しています。でも、患者にしてみると、自分がどちらの病院にいるのか見当もつきません。法律上の違いはあるにしろ、非営利か営利かは、患者にとって関係ありません。医師や看護師、清掃員にとっても同じです。
 経営形態が非営利なのか営利なのか、一見すると重要です。でも、マネジメントの観点からすると、両者を区別するのは無意味です。病院は病院として経営しなければならないのです。
 どちらの形態であっても、最初に答えなければならない問いは同じです。
 
「成果とは何か」です。
これが第1の質問です。
 
 企業経営の場合、「成果とは何か」に答えるのは比較的簡単です。利益を出さなければならないからです。経営者が「向こう5年間、目先の利益より研究を優先する」と決断すれば、それは利益に直結します。失敗すれば利益が吹き飛ぶわけで、このような決断には大きなリスクが伴います。
 対照的に、NPOに「成果とは何か」という問いを投げかけても、すぐに答えは返ってきません。何度も自問自答しなければ、成果は何なのか、わからないのです。
 企業経営の成果は利益で測定できます。では、NPO経営の成果は何なのか? 企業の利益に相当するものは何なのか?
 再び米国の病院を例にしてみましょう。組織上の特徴は勤務医がほとんどいない点です。病院はどちらかといえば、勤務医を雇うというよりも、医師の開業を支援するという形態になっているのです。この点で欧州の病院と違います。
 そんなことから、「成果とは何か」という問いに対する答えもさまざまです。「どれだけ有能な医師を囲い込めたか」を成果にする病院もあれば、「どれだけ多くの患者を回復させたか」を成果にする病院もあります。患者の生存率を重視する病院もあるでしょう。
 
②回目に続く
 
 

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